きみのそら ぼくのそら

姉との生活の様子を綴ります

『仮面ライダー 平成ジェネレーションズFOREVER』

ネタバレ含みますので見たくない方はブラウザバックを。

 

 

 

 

泣いた。平成ライダーを長く追ってきた人ほど演出の細かさに感動できるし、そうでない子どもたちもビルド勢のギャグで笑っていた。全人類見ろ。

全編通して濃厚な戦兎と万丈の絡み(オタク的に言うなら「戦万尊い」か)やおちゃらけてるけどキメるときはかっこいい農家と幻さんを拝むことができる。ついこの前まで現行ライダーとして戦う彼らを「頑張って!死なないで!」と応援していた僕だったが、今作品では「やったぜ。トイレ行ってこよ」と思うほど安心できた。そっか、もうビルドたちはレジェンドなんだね…子供の成長を喜ぶ親御さんの顔つきになった。

 

先輩

 

今作品は「時間」「記憶」といった要素がカギとなり、イマジンまで登場するのだから、当然電王が大きく絡んでくるのだろうと予想はしていたが、まさか佐藤健本人が出演してくれるとは…ジオウと同じ時空を越えるライダーであり、特異点として歴史改変の影響を受けなかった良太郎。設定を活かしつつ、先輩らしく振る舞ってくれてありがとうの+7538315点。デンライナーの効果音で泣きかけたもん。

「たとえ仮面ライダーの存在が虚構だとしても、自分たちは確かにここにいる。ライダーのことを覚えてくれている人が一人でもいればそれでいい。」っていう信念、電王の面々と新世界を切り開いた戦兎が言うと言葉の重みが違うし素直に泣いてしまった。

 

戦闘シーンについて

 

アギト龍騎ディケイドゴーストの声が新規収録だったけど、僕はアギトの「みんなの居場所は俺が守る(うろ覚え)」って台詞が翔一くんらしくて良かったと思う。その他のボイスも過去のものでなるたけ自然にしていて、天道の「甘いな…」で「お前だよお前!!安心感が違え!」ってなった。アクション面では

  • ダークネスムーンブレイクとウィザードストライクのオサレ連携
  • 正面からではなく俯瞰で見たドラゴンライダーキック
  • クウガの弾むようなバイクアクション
  • クリムゾンスマッシュの円錐を発生させながらバジンたんで突っ込むファイズ

が良かったなぁ。

 

電王

 

世代ドンピシャの僕は幼少期に見た電王が今でも大好きだ。悲しい出来事にも笑顔とノリで突っ込んでいく良太郎たちの姿に大きな影響を受けた。また、電王という作品はくせの強い平成ライダーの中でも特に異彩を放っており、「コミカルに描かれているけど話は重い」「ダサい(直球)」「電車を利用していて最早ライダーじゃない(マシンデンバードあるけどな!)」などといった所謂「平成2期」的な構成のベースとしての面も見受けられ、、平成ライダー最大のターニングポイントになったのではないかと僕は思う。そんな「平成の象徴」と言っても過言ではない電王が物語の根幹に関わって、良太郎が成長した姿を見せてくれて、モモタロスがいつもの調子で参上してくれたことには並々ならぬ思いが芽生える。本当にありがとう、ありがとう…(DNKRT)

 

平成仮面ライダーは存在したし、

その魂は確かに受け継がれていった